育毛剤の効果を高めるには付け方が大切です。
ただ闇雲に育毛剤を付けてるだけではないですか?
せっかく育毛剤を使用するなら、出来る限り効果を高めたいのは当然だと思います。
- 入浴後にタオルドライしてからつけるのでしょうか?
- ドライヤーでしっかりと乾かしてから付けるの?
- やはり朝は付けないとダメ?
- 育毛剤を付けたあとのマッサージの仕方は?
- 塗布してからすぐに乾かすのはNG?
というような疑問があると思いますので、ここでは髪のプロとして、理美容師の考え方をお伝えしますので、ぜひ参考にして、育毛剤の効果を最大限に上げてくださいね。
育毛剤を付ける前の正しいシャンプー・頭皮ケア
育毛剤や発毛剤は頭皮の汚れをとって清潔な状態で付けるのが鉄則です。
夜シャンプーする前は皮脂や汚れが留まっています。また汗や余分な角質もあるため、シャンプーで頭皮をきれいにケアしてからでないと、育毛剤の浸透が悪くなるのです。
当サイトが紹介している髪様シャンプーのようにするのは大変なようなら、あまりキツく擦らないように優しく頭皮と髪をもみ洗いし、シャンプー剤は残らないように十分にすすぎ洗いしてください。
なお、シャンプー剤は、髪より頭皮に良い成分のものを選びましょう。また、アミノ酸系の洗浄成分で、ノンシリコンなのを選ぶのも基本です。
正しいシャンプーの仕方は髪様シャンプーの記事も参考にして下さい。
皆さんのシャンプーの仕方を聞くと、1回洗いであったり、爪を立ててキツく擦る。また必要以上にシャンプー剤を使ったり、すすぎ洗いが不足している、という方が多くおられました。頭皮を傷めないために、特にすすぎ洗いは注意して十分に行ってくださいね。
そして、入浴後にタオルドライでしっかりと頭皮や髪の水分を拭って下さい。
スコープで拡大画像では、頭皮の水分が残っていると、まるで水玉のように見えます。このままでは、頭皮に育毛剤の有効成分が浸透しづらくなってしまいます。
タオルドライであまりキツく擦るのもNGなので、軽く叩くようにポンポンと水分を吸い取るようにするのがコツです。
なお、育毛剤の説明書にはドライヤーで乾かしてから育毛剤を付けると書かれているものもありますので、慣れないうちや、どうしてもタオルドライだけでは不安な方はドライヤーで乾かしてもOKです。
育毛剤の効果的な付け方とは?
当たり前のことですが、育毛剤を頭皮だけに付けるように心がけるのが基本です。
育毛剤には、上の写真のように色々なノズル型式があります。ブブカやマイナチュレ、リジュンなどは育毛剤を逆さにして付ける、先端が細くなったノズルタイプです。頭皮に直接付ける、近づけて付けるので、塗布しやすいのがメリットですが、液体が垂れるといったデメリットもあります。
最近は、イクオスやチャップアップ、ポリピュアEXなどのスプレータイプが多くなっていて、勢いよく噴射するジェットスプレー式が増えています。液体が下に垂れにくく、一見付けやすいようですが、頭皮をかき分けて、できるだけ近づけて付けないと、髪に多く付いてしまい頭皮に行き渡りにくいというデメリットはあります。
なお、キャピキシル配合の有名なDeeper3Dやボストンスカルプエッセンス、バイタルウェーブスカルプローションは、スポイト式です。頭皮に直接付けるタイプで容量がメモリで分かるので、無駄なく付けることができます。ただし、液体が少なくなると数回に分けて液体を吸い取らないといけないのが難点です。
このように、育毛剤には色々なノズル型式がありますが、基本は頭皮だけを付けるようにすることですね。
スプレータイプで頭皮から離れて、髪の上から振りかけてるだけの人も多いので、スプレー式の場合は、髪をかき分けて順番に付けていきます。
付けてすぐに、反対の指の腹で軽く擦って地肌に伸ばします。それを頭皮全体に付けます。
薄毛が気になる部分以外にも付ける
額の生え際から頭頂部、渦といった気になる部分を中心に付けますが、できれば予防として後頭部上部など広範囲にも付けるようにしましょう。
薄くならない後頭部の血流を良くすることで、頭頂部、生え際の血流を促進する効果も上がりますし、加齢による薄毛・AGAを抑える狙いもあります。
頭皮のマッサージをする
頭皮をマッサージする事で、育毛剤の浸透と、血流・リンパの流れが良くなります。またツボを刺激することで、ストレスの緩和、頭皮の活力アップの効果が見込めます。
ただし、間違ったマッサージをすると逆効果になりますので注意が必要です。せっかく丁寧にマッサージをしたのに、抜け毛が増えては意味がないですからね。
正しいマッサージ法は頭皮だけを動かすことです。シャンプー時もそうですが、ゴシゴシ擦るのはNGです。また揉み込むようなマッサージを推奨するのですが、気をつけないと髪と頭皮を引っ張って髪が抜けてしまいますので、気をつけてください。
こめかみから額の生え際を指の腹を使って円を書くようにぐるぐる回します。円を書くようにすると、どうしても髪や頭皮を擦ってしまいがちになる方は、上下左右に動かすだけでも十分です。また慣れないうちは、指の腹ではなく、手の平を使って頭皮だけを動かしても良いでしょう。
その後は、基本下から上に持ち上げるようマッサージするのがコツです。特に両方の耳たぶの延長線と頭頂部の正中線を結んだ辺りにある百会のツボにすべて向うようにすると効果的です。百会のツボを押すと頭だけなく体全体がリラックスします。
また後頭部から首筋には、たくさんのツボがあります。特に風池と天柱というツボを意識して押しましょう。首筋を押し上げるようにマッサージすると頭を支える首筋のコリがほぐれてきますので、頭部全体の血行が改善されます。
育毛剤を付けてからトータル10~15分は乾かさない
育毛剤の成分は10分から15分かけて、ジワジワと毛根や頭皮に浸透していきます。ですので、塗布してから15分程度はそのままにするほうが良いと管理人は思っています。しかし、すぐにドライヤーで乾かしても、水分は乾きますが、成分はドライヤーの送風ぐらいでは蒸発しないと言われています。
育毛剤を付けてそのまま放置していると、痒くなるという方はドライヤーですぐに乾かしても良いでしょう。効果的には、それほど差はないのではないでしょうか。
朝に育毛剤を付ける時の注意点
育毛剤は基本、夜と朝の1日2回付けるのが基本です。できるだけ育毛成分を頭皮や毛根に届け持続させておきたいからです。育毛剤を付けても、それほど長く持続しないと思っています。長くて7~8時間ですので、夜だけの1回では育毛プラス要因の時間が少なすぎます。できるだけ1日中プラスに働いて欲しいことから、1日2回塗布を推奨しています。
朝もシャンプーをしてから育毛剤をつかたほうが良いの?
朝シャンはしないほうが良いです。なぜなら、これから紫外線や外気に触れる時に必要な皮脂まで取ってしまうのは頭皮トラブルの原因になるからです。外気から頭皮を守るためにはある程度の皮脂は必要なため、朝シャンで落としすぎるのはNGなのです。
ただし、育毛剤の浸透のことを考えると、皮脂はやはり邪魔になるのは確かです。そのため、濡れたタオルや蒸しタオルで頭皮を拭いてから育毛剤を付けると良いでしょう。そんな時間はないよ、という方は少し浸透力は落ちますが、拭き取りはしないで育毛剤を付けても良いでしょう。最近の育毛剤なナノ化等、浸透力が格段に上がっていますので、少しの皮脂や汚れぐらいでも問題なく浸透していくかもしれません。
育毛剤を付けてから時間をおいても、おかなくてもいいので、ドライヤーでセットして完了です。
朝はシャンプーしない方が良いというのが結論ですね。
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